「投資初心者は何から始めたらいい?」
「失敗しない方法があれば知りたい」
「どんな投資をしたらいいのか悩む…。」
このようなお悩みに答えていきます。
これから投資を始めようとするとき、何からしたらいいのか分からず、悩んでしまいますよね。
考えているうちに、頭がパンクして結局何もしないなんてことも…。
そこでこの記事では、一級ファイナンシャル・プランニング技能士の鬼塚が投資初心者は何から始めたらいいのかについて徹底解説します。
- 投資初心者は何から始めるべき?
- 投資初心者が知っておくべき投資の種類【リスク別】
- 初心者が投資で失敗しない3つのコツ
- 投資初心者も活用したい制度
この記事を読めば投資初心者の方も始め方が分かり、すぐに投資をスタートできるでしょう。
ぜひ、最後まで読んでみてください!
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投資初心者は何から始めるべき?4ステップで解説!
まずは投資初心者の方が何から始めるべきなのか4ステップで解説します。
- 投資について理解する
- 投資の目的を決める
- 証券口座の開設をする
- どうしても怖い場合は少額から始めるという手もあり
詳しく見ていきましょう。
1.投資について理解する
投資は、時間をかけて資産をじっくりと増やしていくものです。
初心者にとって重要なのは、リスクとリターンの関係を理解すること。
高いリターンを望むならば、それに見合ったリスクを受け入れる必要があります!
たとえば、元本保証のある銀行預金と比較すると、株式などの投資商品は元本が減少するリスクを伴います。
そのリスクを理解して適切に管理することで、長期的にはより大きなリターンを期待できるのです。
2.投資の目的を決める
投資を始める前に、自分の投資目的を明確にしましょう。
短期的な利益を求めるのか、それとも長期的な資産形成を目指すのかによって、選ぶべき投資商品や戦略が大きく異なります。
資産形成をするなら長期的な運用がおすすめです!
また、以下のように具体的な目標を設定することも重要です。
- 何のために(例:海外旅行のために)
- いくら(例:400万円)
- いつまでに(例:5年後までに)
自分の財務状況やライフスタイルに合わせた投資計画を立てて投資を始めましょう。
3.証券口座の開設をする
投資を始めるためには、まず証券口座の開設が必要です。現在では、インターネットを通じて簡単に口座開設ができるネット証券がおすすめです。
ネット証券のメリットは、手軽に多様な投資商品にアクセスできること。
100円からの少額投資も可能なため、初心者でも気軽に投資を始められます!
口座開設の際は、手数料の安さや取り扱い商品の種類、利用のしやすさなどを比較検討し、自分に合った証券会社を選びましょう。
なお、ネット証券について詳しく知りたい方は、関連記事「100円から分散投資ができる!つみたてNISAおすすめの証券口座5選」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
4.どうしても怖い場合は少額から始めるという手もあり
投資の目的を決めてシミュレーションを行えば、毎月投資に回す金額がおのずと導き出されます。
目標となる金額を投資しましょう!
とはいえ、投資をすると、毎日のように資産が変動するため不安を感じる方もいるかもしれません。
その場合、投資に回せるお金のうち、数パーセントをまずは投資に回してみるという方法もいいでしょう。
少額から始めて徐々に投資額を増やしていくことで、リスクを抑えつつ経験を積めます。
投資初心者が知っておくべき投資の種類【リスク別】
ここからは投資初心者が知っておくべき投資の種類を3つ紹介します。
- ローリスク・ローリターン
- ミドルリスク・ミドルリターン
- ハイリスク・ハイリターン
以下で詳しく解説します。
ローリスク・ローリターン
ローリスク・ローリターンの投資とは、リスクが低い代わりに得られるリターンも限定的な投資商品です。
- 預貯金
- 国内債券 など
市場の変動による影響が比較的少なく、安定した収益を期待できます。
とくに預貯金は元本が保証されているため、資産を安全に保持したい投資家に適しています。債券は発行体の信用力に依存するものの、株式投資に比べればリスクは低いです。
日本国債であれば、日本がデフォルトしない限り、元本は返ってきます。
日本の1つの企業に投資するよりも、安全性が高いことは明白だね!
安定性を重視する投資家や大きなリスクを取りたくない初心者におすすめです。ただし、リターンが0.数%と小さく、インフレ率に劣る可能性がある点に注意しましょう。
ミドルリスク・ミドルリターン
ミドルリスク・ミドルリターンの投資には以下の投資商品が挙げられます。
- 分散された投資信託
- 外貨預金
一つの銘柄や国に集中投資するのではなく複数の資産に分散して投資するため、一気に価値が暴落したり暴騰したりするリスクが低いです。
投資信託は多数ありますが、中でも債券や株式に分散されていれば、リスクを抑えつつリターンも狙えます。また外貨預金は為替変動の影響を受けるため、日本円での普通預金よりもリスクは高ります。
これらの投資は手数料が高くなることもあるため、商品選びや手数料の比較検討が大切です。
リスクをある程度受け入れつつも、適度なリターンを目指す投資家に適しています!
ハイリスク・ハイリターン
ハイリスク・ハイリターンの代表的な投資として、株式投資があげられます。
株式投資は市場の動きに応じて株価が大きく変動するため、短期間で高い利益を得たり、株主優待や配当金をもらえたりすることもあるでしょう。
テンバガーと言って、株価が10倍になることも珍しくはないです!
しかし、企業の不祥事や業績悪化などの影響で、投資額が大きく減少するリスクも伴います。また市場の変動や投資判断の誤りにより、大きな損失を被ることもあり得ます。
とくにレバレッジを利用した投資や知識が不足している状態での投資は、借金を背負うリスクを高めるため、注意が必要です。
株式投資は市場の動向を理解し、適切なリスク管理を行うことが成功の鍵です!
初心者が投資で失敗しない3つのコツ
ここからは初心者が投資で失敗しないためのコツを3つ紹介します。
- おいしい話に飛びつかない
- 長期投資を心がける
- 分散投資をする
以下で詳しく解説します。
1.おいしい話に飛びつかない
投資を始めると「絶対に儲かる」「100万円を投資すれば、月利10%のリターンが得られる」といった、いわゆる「おいしい話」に遭遇することがあります。
これらの甘い誘惑は、非常に魅力的に聞こえるかもしれませんが、残念ながらすべて詐欺です。
投資で高いリターンを得るには、それに見合った高いリスクが伴います。市場で一般的に受け入れられているリターン率を大きく上回るような提案は、現実離れしている可能性が高いです。
また、投資において「絶対に儲かる」という保証は存在しません。
そのため、こうした甘い言葉には慎重になりましょう!
自分のお金を守る最善の方法は、投資に関する知識を身につけ、リスクを理解した上で慎重に行動することです。資産を守るためにも、怪しい「おいしい話」には飛びつかないようにしましょう。
2.長期投資を心がける
投資は短期的には元本割れするリスクもある一方、長期的に運用するとリターンは安定するなどのデータがあります。
市場の短期的な変動を乗り越え、時間を味方につけることでリスクを分散し、安定した成果を期待できるからです。リスクを抑えるための4つの資産(国内株式、国内債券、海外株式、海外債券)に分散させて10年以上長期で運用した場合のリターンがこちら。
長期運用すると複利の効果を活かせますよ!
長期投資を行う際にはまず生活資金を確保し、将来使う予定の資金を投資に回しましょう。お金が増えるには時間がかかりますが、長期運用することで複利効果が期待できます。
複利効果とは、投資から得られた利益が再投資され、さらに利益を生むこと。長期投資のシミュレーショングラフを見ると、複利効果がより明確に理解できます。
投資や資産運用は「誰でも簡単に今すぐお金が手に入る」という方法ではありません!
3.分散投資をする
投資信託や株式で運用する場合、値下がりするリスクが常に存在します。しかし、金融危機などの暴落時にも損失を軽減できる運用方法があります。
それが分散投資です。
分散投資では、リスクを分散させるために「国内・外国株式」と「国内・外国債券」の4つの資産クラスに投資を分けることが一般的です。
株式はハイリスク・ハイリターン、債券はローリスク・ローリターンの特性を持ちます。これらを組み合わせることで、リスクを抑えつつ適度なリターンを目指すミドルリスク・ミドルリターンのポートフォリオを構築できます。
分散投資により一つの市場や資産クラスが不調でも、他の資産クラスのパフォーマンスによって全体のバランスを保てるでしょう。
投資初心者も活用したい制度
投資から得た利益のうち、約20%は税金として徴収されます。
しかし、国が用意してくれた制度を使うことで、税金を押さえることも可能です。
- NISA
- iDeCo
以下で詳しく解説します。
NISA
NISAとは、国が資産形成のために用意してくれた税制優遇制度の一つです。
2024年から新NISAが始まり、年間360万円まで投資でき、合計1,800万円までの非課税投資枠となっています。
新NISAの大きな魅力は、年齢に関係なく誰でも利用できる点にあります。これにより、若い世代からシニア世代まで幅広い層が投資を始めやすいです。
また、非課税枠内での運用により、長期で資産形成を目指す投資家にとって有利な条件です。
新NISAについて詳しく知りたい方は、関連記事「【今から準備】新NISAで何を買うべき?おすすめの投資方法や注意点も紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
iDeCo
iDeCoは、特に老後の資産形成を目指す人に適した制度です。NISAと同じで運用益が非課税なのですが、掛金も全額所得控除の対象となります。
掛金が控除になることで、その年の課税所得が減少し、税金が軽減できるのです。
また、受け取り時にも一定額まで税制優遇が受けられます。
iDeCoを利用する際の注意点として、60歳まで原則として資金の引き出しができない点が挙げられます。
とはいえ、老後のために資産運用をするのであれば、大きなデメリットとはなりません。将来のためにコツコツと資産を積み上げたいと考える人にとって、非常に有効な手段です。
iDeCoとNISAどちらを始めるべきかについて詳しく知りたい方は、関連記事「iDeCoとNISAはどっちを選ぶべき? それぞれの特徴や併用するメリット」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
初心者も正しい知識を持って投資を始めよう
投資初心者の方がいきなりハイリスクハイリターンの投資商品に手を出すのは危険です。
おすすめなのは、投資信託を用いた運用。
投資信託は多種多様な銘柄に分散投資するもので、一つの銘柄や業界が大きく動いたとしても、全体のパフォーマンスに与える影響は緩やかになります。
リスクの分散とポートフォリオの安定性を追求できますよ!
具体的な銘柄選択に悩む方や、初心者の方は投資信託を活用することを検討してみると良いでしょう。
なお、どのような投資信託を購入すればいいのか分からず、投資の一歩を踏み出せない方は投資の始め方を細かく解説した投資超入門合計456枚スライドのスライドを公式LINEから無料配布してるので、ぜひ受け取ってみてください!
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