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    投資が怖いと言われる理由とは!本当は怖くない理由や始める際のポイントも解説

    「投資って怖くないの? 」
    「投資で損をしたくない」
    「初めての人はどのように投資を始めればよいの?」

    と考えていませんか?

    投資未経験者のなかには、怖いイメージを持っている人も少なくありません。

    とはいえ、将来に備えて資産運用する必要はあるので、どうすればよいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、一級ファイナンシャル・プランニング技能士である鬼塚が、以下の内容について詳しく解説します。

    • 投資が怖いと言われる理由
    • 本当に投資は怖いのか?
    • 投資を始める際のポイント

    この記事を読めば、これからどのように投資を始めればよいのかわかるようになります。

    ぜひ、最後まで読んでみてください。

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    目次

    投資が怖いと考えている人は多数いる

    投資をしたいと考えていても怖いと感じる人は多数います。ここでは一般社団法人投資信託協会が全国の20代から70代の人に行った投資信託に関するアンケート調査の結果を紹介します。

    この調査では、投資信託の非購入理由として損をしそうで怖い(30.5%)と回答した人の割合は上から数えて3番目でした。

    なお毎年行われている本調査では、2020年は31.4%・2019年は29.1%と毎年3割前後の回答者が「投資は怖い」と回答しています。

    つまり毎年3割前後の人が、投資をしても儲かるわけないという印象を抱いているのです。

    では、なぜそのような恐怖心を抱いてしまうのかを見ていきましょう。

    投資が怖いと考える人が多い3つの理由

    ここでは、投資が怖いと考える人が多い3つの理由について解説します。

    1. 預金のような元本保証がない
    2. 投資について損した人の話を聞いた経験がある
    3. お金を増やした経験がないので自信が持てない

    順番に見ていきましょう。

    1.預金のような元本保証がない

    投資には元本保証がないから怖いと感じる人もいます。

    元本保証とは

    運用期間中に投資資金が減少しないことを金融商品に保証すること。

    元本保証のある代表的な金融商品は預金です。預金については預け先である銀行が破綻をした場合でも、元本1,000万円とその利息(普通預金や定期預金などに限る)については、預金保護制度により保護されています。

    しかしみなさんが投資としてイメージする投資信託・株式・FXなどには、このような保護制度はないので投資した金額が減る可能性があります。

    最悪のケースでは、投資した金額の全てを失うケースも珍しくありません確実に元本が保証されない以上、投資と聞くだけで、恐怖を感じる人も少なくないでしょう。

    2.投資について損した人の話を聞いた経験がある

    投資に興味を持っている人のなかには、すでにテレビや雑誌などで金融商品に関する知識や情報を得ているのではないでしょうか?

    ただ、テレビや雑誌などで投資について扱われる場合、その多くはたくさん儲けたあるいはたくさん損した人の話です。

    たくさん損をした人の話を見聞きした場合、なんとなく投資に対して怖いイメージを持つ人は多いでしょう。

    その結果、リスクの高さに関係なくすべての投資が危険と感じる人もいます。

    3.お金を増やした経験がないので自信が持てない

    自分はお金を増やした経験がないので自信を持てない…。」と考える人も少なくありません。特に投資未経験者の場合、どのようにお金を増やせば良いのか、イメージが湧きにくいのではないでしょうか?

    誰もが経験が不足していると不安になるもので、わからないものに対してリスクを取りたいと考える人は少数派です。

    そのため、始める前から自分は投資には向いていない、怖いと感じてしまうでしょう。

    投資が必ずしも怖くない理由

    実は投資は必ずしも怖くありません。とはいえ、なぜ怖くないのか理由も聞かないと、不安になるでしょう。

    そこで、投資が必ずしも怖くない理由について紹介します。

    1. 短期間で大きな利益を狙うわけではないため
    2. リスクコントロールがしやすい方法もあるため
    3. 基本的な金融リテラシーを身に付ける

    順番に見ていきましょう。

    1.短期間で大きな利益を狙うわけではないため

    投資は、必ずしもリスクが高くて大きな利益を狙う方法ばかりではありません。

    一般的に短期間で大きな利益を狙う投資手法は、その分損失を被るリスクも高くなります。一方、長期目線でゆっくりと利益を増やしていくつもりで投資に取り組めば、リスクを抑えながら投資できます。

    短期目線ではなく長期目線に立って計画を組めば、投資は将来の資産を増やすための強い味方になってくれるのです。

    2.リスクコントロールがしやすい方法もあるため

    リスクコントロールをすれば、損するリスクを抑えられる金融商品もあります。

    たとえば、ある投資信託1つのみに100万円を投資する場合、その投資対象の成績が悪ければ大きな損失を被る可能性があります。

    しかし、100万円を10万円ずつに分けてそれぞれ別の投資信託に投資をするとどうなるでしょうか?

    この場合、1つの投資信託で5万円の損失が発生しても、ほかの9つの投資信託の成績が悪くなければ大きな損失は避けられます。

    このように、投資はギャンブルなどとは異なり、やり方次第で損失を抑えながら利益を増やせる可能性があります。

    3.基本的な金融リテラシーを身に付ける

    投資で詐欺に遭った人が身近にいたり、そのようなニュースを目にしていたりすると、投資が怖いと感じるかもしれません。

    実際、初心者は、甘い投資話に乗せられて痛い目を見るケースが少なくなりません。たとえば「確実に儲かる!」「なんと年率20%!しかも元本割れなし!」といったような話です。

    しかし、基本的な金融リテラシーを身に付ければ、怪しい投資案件の勧誘を受けても見抜けるようになります。

    そういった案件を見た際に「これは詐欺の話では? 」「なんだか怪しい」と感じやすくなるので、詐欺に遭う確率をガクッと下げられます。

    ただ、「周りに投資について相談できる知り合いがいないから、金融リテラシーを身につけられない」と悩む人もいるかもしれません。

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    投資が怖いなら長期投資を学ぼう!3つの魅力を解説

    ここまでの話を聞いても「やっぱり投資が怖いし、経験がないと損するのでは?」と感じる人もいるのではないでしょうか?

    そんな人は長期投資から学んでみるのをおすすめします。長期投資には3つの魅力があります。

    1. 預金より投資の方が資産を増やしやすいから
    2. 長期的に見れば世界経済は成長している
    3. 長期運用なら資産を増やして将来に備えられる可能性がある

    それぞれの魅力を見ていきましょう。

    1.預金より投資の方が資産を増やしやすいから

    長期投資の魅力は、預金よりも資産が増えやすい点です。

    投資をしなかった場合、ずっと預金をし続けるしかないですが、日本の銀行では定期預金であっても金利は0.002%〜0.3%前後です。

    したがって、100万円を金利0.002%の銀行で10年間預けても利息は200円にしかなりません。

    100万円×0.002%×10年=200円

    そのため、投資未経験や初心者であっても、長期投資をした方が100万円を増やせる可能性があります。

    仮に100万円を10年間、年利1%で複利運用した場合の利息は10万4,622円まで膨らみます。

    10年間預金をするだけでは200円しかお金は増えませんが、長期投資であれば利益率が低くても10万円以上増やせる可能性があるのです。

    とはいえ、逆に損失を被って資産が100万円を割ってしまうケースもある点は覚えておきましょう。

    2.長期的に見れば世界経済は成長している

    世界経済は長期的に見れば、成長し続けています。

    経済産業省の発表した「通商白書2022」によると、2015年以降、新型コロナウィルスの発生した2020年を除くと、世界のGDP成長率は、毎年プラス成長です。

    そして世界経済の成長に影響を与えるのがアメリカの景気です。

    1991年から2023年のダウ平均株価の推移を見てみましょう。

    ダウ平均株価の推移を見ると、リーマンショックや新型コロナウィルスの影響により一時的に下落した局面もありますが、長期的に見ると上昇し続けています。

    そのため、長期投資をしていて投資する商品を間違えていなければ、資産を増やせていた点がわかります。

    ただし、今後も必ず世界経済が成長し続けるわけではないので注意が必要です。

    3.長期運用なら資産を増やして将来に備えられる可能性がある

    知識や経験がないとうまく資産を増やせないと考える人もいるかもしれません。

    しかし、長期での運用であれば、投資未経験者であっても資産を増やして将来に備えられる可能性があります。

    たとえば、毎月5万円を年利3%で20年間、つみたてNISAで運用し続けるケースを考えてみましょう。

    20年間の投資額は1,200万円ですが、利益も含めると合計で1641万5,100円にまで増やせます。

    さらに、株式投資やFXのように何度も取引を繰り返す必要はありません。一度口座引き落としの設定をすれば、自動的につみたてを始められます。

    実際、昨今の副業や投資熱の高まりもあり、つみたてNISAやNISAの利用者数は増えているのです。

    日本証券業協会の発表したNISA口座開設・利用状況調査(2022年9月30日現在)によると、つみたてNISAの口座数は、5年前と比べると466万口座も増加しています。

    ただし、長期的に資産運用をしたからといって、必ず多くの利益を得られるわけではありません。逆に投資額よりも少なくなるリスクもあるので注意が必要です。

    投資に初めてチャレンジする際のポイント【やり方を知れば怖くない】

    初めて投資をする人の多くは、怖さを感じているかもしれません。そこで、初めてチャレンジする際のポイントをいくつか紹介します。

    1. 何のリスクが怖いのか明確にする
    2. いくらまでなら損失を許容できるのか計算しておく
    3. まずはリスクの低い方法から始めてみる

    投資はやり方を知っていれば怖くありません。それぞれのポイントについて順番に見ていきましょう。

    1.何のリスクが怖いのか明確にする

    投資が怖いと感じるのは、何のリスクが怖いのかわからないからです。

    大きな損失が怖いのか、投資する商品そのものに恐怖を感じているのかなどが明確化すれば、最悪の事態を避けられるかわかるので、落ち着いて投資しやすくなります。

    2.いくらまでなら損失を許容できるのか計算しておく

    投資で誰もが怖いのは損失です。しかし、投資をする際に自分の許容できる損失額を決めておけば、想定外の損失を避けられます。

    そのため、必ず投資を始める前に、どのくらいの損失が発生するリスクがあるのか計算しておきましょう。

    また、損失許容額がわかれば、いくら資産運用に回した方が良いのかの目安がわかります。

    3.まずはリスクの低い方法から始めてみる

    投資といっても、必ずハイリスク・ハイリターンな方法を選ぶ必要はありません。加えてリスクを取って投資をしたい人も、まずは損失リスクの低い方法から始めるのが安全です。

    リスクを取らないと資産は増やせないと考えるかもしれないですが、長期間運用をすれば資産を数百万円以上増やせる可能性があります。

    必要以上にリスクを取ると、大きな損失を被ってしまい、将来設計の見直しを迫られるケースもあるので注意しましょう。

    投資が怖いのはやり方を知らないから!学んで実践しよう

    投資が怖いと感じるのはやり方を知らないからです。したがって、まずはやり方を覚える必要があります。

    とはいえ、リスクの高い方法を選ぶ必要はありません。まずは、少ない資金からでもコツコツと始められるつみたてNISAやiDeCoといった方法から始めるべきです。

    つみたてNISAやiDeCoであれば、毎月数千円から投資を手軽に始められます。さらに運用益に対して非課税になるので、将来の資産形成に役立つ制度です。

    とはいえ、つみたてNISAやiDeCoについてどの商品を選べばよいのか、実際にどのくらい資産を増やせるのかイメージがわかない人も多いのではないでしょうか?

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