「変額保険はやめた方がいい?
「他にどんな投資手法がある?」
「注意点などがあれば知りたい」
保険に加入しつつ投資で運用をしたい方が気になるのは変額保険ではないでしょうか?とはいえ、変額保険の内容が難しく本当に変額保険へ投資していいのか分からず悩んでいる方もいるはず。
そこでこの記事では以下の内容について詳しく解説します。
- 変額保険の概要
- 変額保険はやめた方が良いと言われる理由
- 変額保険のメリット
- 変額保険ではなく投資信託をおすすめする理由
この記事を読めば、変額保険の全貌が分かり、加入するべきなのか判別できるようになるでしょう。ぜひ、最後まで読んでみてください。
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【やめたほうがいいか検討する前に】変額保険の概要を解説!
まずは変額保険の概要を見ていきましょう。
- そもそも変額保険とは
- 変額保険の種類
以下で詳しく解説します。
1.そもそも変額保険とは
変額保険は投資と保険が一緒になった商品です。払った保険料が投資信託などに回され、その運用結果によって保険金や解約時の返戻金が変わります。
一般的な保険では保険料を払い続けてもその保険料は定額の保険金しか戻ってこないものの、変額保険では投資のパフォーマンスがよければ、払った保険料以上の金額を受け取れる可能性があります。
保険も機能しつつ増える可能性があるのは理想的だね!
逆に言えば、運用成績が不調な場合は、払った保険料よりも少ない金額しか戻ってこないリスクもあります。
要するに、変額保険は通常の保険よりもリスクも高い商品といえるでしょう。
2.変額保険の種類
変額保険には大きく分けて「有期型」と「終身型」の2種類が存在します。
有期型とは、保険期間が5年や10年といった期間で定められた変額保険です。
有期型の場合、期間中に何らかの事故や病気で亡くなる、あるいは高度障害を負うと、そのタイミングで保険金が支払われます。そして期間が終了すると、満期保険金が支払われる仕組みです。
例えば10年契約の有期型変額保険であれば、10年間保険料を払い続け、何もなければ10年後に満期保険金が支払われる流れです。
これは普通の保険と同じだね!
一方で終身型は、名前の通り一生涯保障が続くタイプで解約しない限り保障が一生涯続きます。もし解約すると、その時点での解約返戻金が受け取れる仕組みです。
結局のところ有期型は一定期間の保障に特化している一方で、終身型は長期間にわたる安心を求める方に適していると言えるでしょう。
変額保険はやめたほうがいいと言われる3つの理由
ここからは変額保険はやめた方がいいと言われる理由を3つ紹介します。
- 運用コストが高い
- 元本割れのリスクが高い
- 仕組みを理解しにくい
以下で詳しく解説します。
1.運用コストが高い
変額保険は保険料以外にも投資信託の手数料や保険の管理費などがかかるため、運用コストが高いというデメリットがあります。
変額保険の中身は「保険+資産運用」だったね!
資産運用では投資信託で運用していることが多く、運用手数料が必要です。例えば1%の運用手数料がかかると、100万円投資した場合、年間で1万円が手数料として引かれます。
また、保険契約自体の維持管理にも費用がかかり、年間保険料や管理費用が必要となる場合が多いです。
変額保険は保険と資産運用の両方に費用がかかるため、どちらか一方だけを選んだ場合と比べてコストが高くなる傾向にあります。
2.元本割れのリスクがある
変額保険の欠点としてよくあげられるのが「元本割れのリスク」です。
変額保険は運用次第で保険金が変動する仕組み。変額保険で運用している投資信託の成績が悪いと、支払った金額よりも受け取る金額が少なくなる可能性があります。
たとえば、投資先が株式であれば、株価が下がると受け取る金額も少なくなるでしょう。その結果、納めた保険料よりも返ってくる金額が少なくなるケースも少なくありません。
元本割れのリスクをちゃんと考慮しないといけないね…
3.仕組みを理解しにくい
変額保険の仕組みは複雑であるため、十分に理解できず販売員に言われたまま契約する場合があります。
変額保険が複雑になる理由は、「死亡保険と投資が組み合わさった商品」だからです。両方の要素を理解する必要があり、それが難しいと感じる人も多いでしょう。
また、選択する要素も多く、投資先や給付のタイプなど、考慮しなければならず煩雑に感じる場合があります。
十分な情報が提供されなかったり、提供されても難解な場合があったりすることもあるでしょう。
契約者自身が積極的に情報を求め、理解する努力が必要だね!
変額保険に入るメリットとは?
ここからは変額保険に入るメリットを3つ紹介します。
- 死亡保険金に最低保証がある
- 生命保険料控除の対象となる
- 運用次第で受け取れる金額が増える
以下で詳しく解説します。
1.死亡保険金に最低保証がある
変額保険には死亡保険金に最低保証があります。
最低保証とは、運用が失敗しても受け取れる保険金があるという制度です。
最低保証があるおかげで、万が一の事態に備えられます。
例えば被保険者が亡くなった場合、残された家族が最低限受け取れる金額は保証されています。
投資商品だけで資産運用していると最低保証はないため、この点は投資商品にはない大きな安心感だと言えるでしょう。
2.生命保険料控除の対象となる
変額保険は支払った保険料が税金控除の対象となります。そのため、支払った保険料に応じて税金が安くなります。
変額保険の保険料が月払い、半年払い、年払いの場合、毎年税金を安くする手続きが可能です。一方で、一時払いの場合はその年度だけが控除対象となります。
年間で10万円の保険料を払った場合、年収に課せられている税金分だけ所得税が削減されます。
25%の税負担者なら10万円×25%=2万5千円も返ってきます!
支払った保険料が保険料控除の対象となるため、節税をしながら資産形成できるためお得だと言えるでしょう。
3.運用次第で受け取れる金額が増える
変額保険は、運用が成功すると受け取れる金額が増えます。
単なる保険としての機能だけでなく、資産運用の機能も備えているからだよね!
投資のパフォーマンスが良ければ、元々の保険料以上の金額が支払われることがあります。例えば、500万円を支払った保険で運用が成功した場合、600万円や700万円を受け取ることもあるのです。
また、変額保険は保険でありながら、インフレ対策にもなるというメリットがあります。
物価が上がる中で単なる保険料はその価値を失っていきますが、変額保険では投資運用によってその損失を回避、あるいは増益も狙えます。
総じて、変額保険は運用次第で受け取れる金額が増えるという、一般の保険商品にはない大きな魅力があると言えるでしょう。
変額保険はやめた方がいい人と向いている人の特徴を解説
変額保険には賛否両論が存在しますが、それは詐欺的な商品だからというわけではありません。実際のところ、変額保険は合う人と合わない人がいます。
以下でそれぞれの特徴を深堀りしましょう。
1.変額保険が不要な人
変額保険は自分でアクティブに株や不動産などを運用できる人にとっては不要かもしれません。というのも、投資の知識と時間があればより手数料を抑えて運用できるためです。
同じ投資信託へ投資するなら手数料はできる限り低い方がパフォーマンスが良くなります。
そのため、変額保険を介して投資信託へ投資するよりも直接自分で投資信託へ投資する方が良いリターンを見込めます!
また、保険料控除の枠がすでに一杯の場合や、余裕資金がほとんどない状況では、変額保険を採る余地がありません。
投資の知識と時間がある人や保険料控除・余剰資金のない人は、変額保険は不要となるでしょう。
2.変額保険が向いている人
変額保険が特に有用なのは、以下のような特徴がある方たちです。
- 子どもにより多くの遺産を遺したい
- 保険料控除を生かして資産運用を行いたい
- 貯蓄や資産運用に手間をかけたくない
変額保険は控除の対象となるため、効率的に資産を増やしたいという方にも適しています。
また手間をかけずに一定のリターンを望む人にも、変額保険は便利な選択肢となるでしょう!
変額保険をやめて投資信託で運用するのもおすすめ
ここからは変額保険でお金を増やそうと考えている方に向けて、自分で投資信託を運用するのがおすすめな理由を4つ紹介します。
- 自動定額売却サービスを利用できる
- 確定申告が不要
- NISAだと非課税
- 国民健康保険料が上がることもない
以下で詳しく解説します。
1.自動定額売却サービスを利用できる
自動定額売却サービスは、老後や緊急時に備えて投資してきた資産をスムーズに取り崩す助けとなります。投資の目的は資産を増やすこともありますが、最終的にはその資産を使って生活するか、何らかの目的に使用するわけです。
特に年齢を重ねると、自分でアカウントにログインして売買操作を行うのが面倒に感じることもあります…
また、操作ミスで想定外の金額を取り崩してしまうリスクも否めません。
このような懸念を解消するのが自動定額売却サービスの役割で、設定した金額に応じて、自動で資産を現金化してくれます。
変額保険では受取が年に1回で手数料を1%取られることもありますが、自動定額売却サービスであれば手数料がかからないため非常にお得です。
2.確定申告が不要
投資信託を特定口座の源泉徴収ありで運用する場合、利益を出していても確定申告は必要ありません。というのも、証券会社が税金の処理を代わりに行ってくれるからです。
一方で変額保険の場合は、雑所得が20万円を超えると確定申告が必須となります。
投資信託で年間50万円の利益を出しても、特定口座で運用していればその税金は証券会社が処理してくれます!
しかし、変額保険で同じ50万円を得た場合、確定申告の手続きが必要です。
そのため、手続きの手間を考えると投資信託が有利です。
3.NISAだと非課税
変額保険で運用がうまくいくと税金を取られます。
仕方ないことだけど、できれば少なくしたいよね…
しかし、NISAやつみたてNISA制度を利用して購入すれば、一定額までなら譲渡益や配当金が非課税になります。
それなら保険は保険、投資は投資に分けて行い、投資部分はNISAを活用するのがおすすめです。
約20%の税金がかからなくなるので、より多くの利益を手元に残しやすくなります。
4.国民健康保険料が上がることもない
変額保険で利益を上げて確定申告をすると、国民健康保険料が上がる可能性があります。しかし特定口座かつ源泉徴収ありの口座で投資信託を運用している場合、確定申告は不要です。
年間で100万円の利益を上げた場合、変額保険では確定申告によって国民健康保険料が数千円上がる可能性があります。一方で、投資信託なら国民健康保険料が上昇するリスクはありません。
結論として確定申告が原因で生じる追加のコストを避けたいなら、投資信託が選択肢として有力です。
とはいえ、投資信託で資産運用するのが良いと分かっても実際にどの銘柄へ投資したら良いのか悩んでいる方もいるでしょう。
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