「1,000万円貯めるには何をしたらいい?」
「1,000万円貯めるには何年必要?」
「1,000万円貯めるまでにやらなくて良いことは?」
と考えていませんか?
貯金をしよう!と考えている方の中には、目標として1,000万円を掲げている方も多いのではないでしょうか。しかし、具体的に何をしたらいいのか分からず、どのように貯めればいいのか悩んでいる方もいるはず。
1,000万円と聞くと途方もない数字に感じるかもしれませんが、戦略を立てれば十分に貯められる数値です!
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- 1,000万円貯める人の割合
- 1,000万円貯める方法
- 1,000万円貯めるのにおすすめの投資方法
- 1,000万円貯めるためのシミュレーション
この記事を読んで実際に行動すれば、時間をかければ1,000万円は貯められる!という状況まで考えられるようになるでしょう。
ぜひ、最後まで読んでみてください!
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1,000万円貯めるには周りと違うことをする
金融広報中央委員会が発表している「家計の金融行動に関する世論調査」によれば、1000万円以上貯めている一人暮らし世帯の人は次の割合になっています。
年代 | 1000万円以上貯蓄がある割合 |
---|---|
20代 | 2.4% |
30代 | 13.6% |
40代 | 20.1% |
50代 | 22.4% |
60代 | 33.9% |
年代が上がるにつれて徐々に1000万円保有している割合は増えているものの、若い世代においては1,000万円貯めている方は全体からすると少数派です。
続いて二人以上の世帯で、貯蓄が1000万円以上溜まっている割合を見ていきましょう。
年代 | 1000万円以上貯蓄がある割合 |
---|---|
20代 | 3.5% |
30代 | 16.2% |
40代 | 21.3% |
50代 | 32.8% |
60代 | 43.4% |
二人以上の世帯では、いずれの年代を切り取っても一人暮らし世帯より貯蓄が多くなっています。とはいえ、1,000万円以上の貯蓄がある割合は一人暮らし世帯と同様多くはないでしょう。
1,000万円貯めることが少数派であれば、周りと同じように行動していては1,000万円の貯蓄に成功することは難しいでしょう。
そのため、周りの人と違うことをする必要があるのです!
以下で周りの人がやらないけど再現性の高い貯め方を紹介します。
最速で1,000万円貯めるには!必要な4ステップ!
まずは1,000万円貯める方法をステップ形式で解説します。
- お金を貯める目的を決める
- 先取り貯蓄をする
- 投資をする
- 収入を増やす
以下で詳しく解説します。
1.お金を貯める目的を決める
1,000万円貯金しようと思っても、お金を貯める目的がないと、途中で投げ出してしまう可能性があります。
以下の項目に沿ってお金を貯める目標を定めると良いでしょう。
- 何のために(例:老後資金のために)
- いくら(例:1,000万円)
- いつまでに(例:25年後までに)
貯蓄目標を明確にすることは、モチベーションを高め、目標に向かって努力するためのエネルギーを与えてくれます
自分自身の目的に合わせて、具体的な貯蓄計画を立てましょう。
2.先取り貯蓄をする
続いて、どのように1,000万円を貯めるのか決めます。
生活費を削減して貯蓄する方法であれば、今すぐに実践できます。
- 余分なものを買わない
- 必要のないサブスクを解約する
- 外食を減らす など
この方法で毎月の支出を減らすことに成功すれば、確実にお金は貯まっていくでしょう。
また、生活費を削減してもある分だけどうしても使ってしまう方は、給与の10%は先に貯蓄する「先取り貯金」がおすすめです。先取り貯蓄とは、給与が振り込まれたときに貯蓄する分を確保して、残った費用で生活する方法です。
収入が入った時点で別の口座に移すなどすれば、着実に貯金を増やせますよ!
3.投資をする
投資は、将来的により多くのお金を生み出してくれる可能性があります。しかし、投資と聞いて怖いと感じる方もいるかもしれません。たしかに投資には損失が発生するリスクもあります。
FXをしている方の中には、急激な相場変動で1,000万円が吹き飛ぶことも…。
FXは投機であり、大きな元本を短い時間で増やそうとすると、大きく減らしてしまう可能性もあります。しかし、本来投資は時間をかけてじっくり増やしていくものであるため、投機とは違いギャンブル性は低いです。
4.収入を増やす
今よりも収入を増やすと1,000万円貯めるまでの期間が短くなります。収入を増やす方法は以下の通りです。
- 昇進・昇給を目指す
- 給料の高い会社へ転職する
- 副業をして収入を増やす
いつ昇進し、いくら昇給するのかは自分で決められないため、収入を増やすのはなかなか難しいでしょう。
ただ、節約で浮くお金には限界があります。副業で稼げるようになる、本業で収入アップが見込める、これらは節約で浮くお金よりも大きな金額を貰える可能性があるでしょう。
簡単ではないですが、スキルを磨いて収入アップを目指しましょう!
1,000万円貯める際におすすめの投資方法
ここからは1,000万円貯める際におすすめの投資方法を紹介します。
- 分散投資
- ドルコスト平均法
以下で詳しく解説します。
1.分散投資
投資にはリスクがあると説明しましたが、複数の銘柄に分散投資をすると、リスクコントロールできます。
分散投資は、1つの会社だけでなく他の会社や株式以外にも投資して、リスクを分散する投資方法です。
例えば、A社とB社に分散して投資していると、A社の株価が下がってもB社の株価が上がれば相殺できます。また、2社だけでなく日本の全ての企業、また国外の企業にも投資できればさらにリスクコントロールができるでしょう。
しかし、日本の企業は100株ずつ取引するのが一般的であり、すべての企業の株式を購入するには莫大な資金が必要です。
ここでおすすめなのが投資信託です。
投資信託は複数の銘柄をひとまとめにした投資商品で、手軽に分散投資が可能です。しかも100円という少額から分散投資できるため、資金が足りないと悩んでいる方におすすめです。
2.ドルコスト平均法
初心者にはドルコスト平均法で投資する方法がおすすめです。
定時定額購入法のことで、定期的に同じ金額を積立する投資手法。
株価は絶えず上がったり下がったりするものです。投資初心者は価格の上下動に一喜一憂してしまい、結果的に資産を減らしてしまう傾向があります。例えば株価が下落すると焦って売却してしまったり、まだ値上がりする可能性が高いのに早く利益を確定したくて早々に手放してしまったり。このようなミスは「損をしたくない」という感情に捕らわれた結果と言えるでしょう。
一方ドルコスト平均法で毎月1万円ずつ投資する場合、株価が高いときには少ない株数を買い、株価が安いときには多い株数を買えます。つまり投資単価を平均化し市場の変動に左右されない投資成果を期待できるのに加え、感情が入らないので淡々と積み立てを行えます。
まとまった資産がない方でもコツコツ投資を続けられるため、すぐに投資を開始できるのも魅力です。
毎月決まったタイミングで自動購入するので、投資家がわざわざ投資タイミングを探す必要もないです!
ただドルコスト平均法で投資する際は、投資する銘柄の株価が右肩下がりだと資産は増えません。つまり銘柄選定が非常に重要になるのです。
1,000万円貯めるには何年かかる?
ここからは1,000万円貯めるには何年かかるのか、以下のケースに分けて解説します。
- 貯蓄のみのケース
- 貯蓄と投資を併用するケース
- 投資に重きを置いたケース
以下で詳しく解説します。
1.貯蓄のみのケース
貯蓄だけで1,000万円貯める場合、毎月の貯金額に応じて以下の年数が必要です。
貯蓄金額 | 必要な年数 |
---|---|
月1万円 | 約83年 |
月3万円 | 約27年 |
月5万円 | 約16年 |
月10万円 | 約9年 |
月1万円だと働いている間に達成するのは難しそうだね…
令和4年度の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年間の手取り収入からの貯蓄割合は単身世帯で13%、二人以上世帯で11%です。仮に10%貯蓄するとしても、よほど収入が多くない限り毎月の貯金で1,000万貯めるのは厳しいでしょう。
2.貯蓄と投資を併用するケース
次に貯蓄と投資を半分半分で行う場合のシミュレーション結果を見てみましょう。運用利回りは年利6%、非課税制度を利用し投資にかかる利益はかからないものとします。
貯蓄金額と投資金額の合計 | 必要な年数 |
---|---|
月1万円 | 約37年 |
月3万円 | 約21年 |
月5万円 | 約14年 |
月10万円 | 約8年 |
貯蓄のみの場合と比較して全体的に必要な年数は短くなっており、特に顕著なのが月1万円の場合で、半分以上も必要な年数が下がっています。
3.投資に重きを置いたケース
では、100万円分貯めたあとに、残りを投資に回す場合はどうなるでしょうか?運用利回りは年利6%、非課税制度を利用するため投資にかかる利益はかからないものとします。
貯金・投資に回す金額 | 必要な年数 |
---|---|
月1万円 | 約37年 |
月3万円 | 約19年 |
月5万円 | 約13年 |
月10万円 | 約8年 |
シミュレーションの結果、貯蓄と投資を半分半分で行う方法とあまりスピードは変わらないです。
ただ、1,000万円はあくまでも目安であり、1,500万円、2,000万円を目標としている方は、ここからさらに複利の力が生きてくるため、資産形成のスピードが速くなります。
1,000万円貯めるにはやらなくていいこと
ここからは、1,000万円貯めるためにやらなくていいことを3つ紹介します。
- 家計簿を毎日つける
- 無理な節約をする
- レバレッジをかけた投資
以下で詳しく解説します。
1.家計簿を毎日つける
貯蓄できる人は家計簿をつけているイメージがあると思います。たしかに、家計簿をつけることは、お金を管理する上で重要なことです。
しかし、毎日つける必要はありません。逆に、毎日つけることでストレスを感じ、続けられなくなることがあるため、自分に合った頻度でつけるようにしましょう。
例えば、週に1回、月に1回など、自分が負担なく続けられる頻度で行うのが効果的です。また、給料として振り込まれたお金を先取りで投資あるいは貯蓄に回せていると、家計簿をつける必要がありません。
生活費をすべて使っても1,000万円は貯まる計算で振り分けているはずですから!
2.無理な節約をする
節約は貯金には欠かせませんが、無理な節約はストレスを生み、長続きしません。1,000万円貯めるまでの道のりは長く、無理な節約を続けるとストレスを抱えてしまい、貯蓄を辞めてしまうでしょう。
できるだけ負荷をかけずに続けることを意識しましょう!
無理な節約の一例は以下の通りです。
- 電車賃を節約して遠い距離を歩く
- 病院に行かない
- 数十円安い食材を求めてスーパーをはしごする
節約するときは自分にとって本当に必要なものと、そうでないものを見極めることが重要です。
また節約をすることで生活の質が低下することがあるため、自分にとってのバランスを考えながら節約するようにしましょう。
3.レバレッジをかけた投資
レバレッジとは「てこの原理」という意味。
金融業界でレバレッジを使う場合は、借り入れを利用することで、自分の資金以上のお金を投資に回し利益を狙うことを指します。
株式投資の信用取引やFX取引は、レバレッジ取引と言われ、多くの利益を得られる可能性があります。投資の世界においてリスクとリターンは一致するものです。すぐに大きな利益を狙えるのは、裏を返すと大きな損失を生む可能性もあるのです。
早く1,000万円貯めたいからといってリスクを取り過ぎて大きな損失を被る事態は避けましょう。
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