「楽天証券の投資信託、どれを選べばいいの?」
「新NISAで効率よく資産形成したいけど、何に投資すればいいか分からない…」
「2,500本以上ある商品から選ぶのは難しすぎる!」
このような悩みをお持ちではありませんか?
新NISAがスタートし、多くの人が投資を始めていますが、楽天証券にある豊富な商品ラインナップのなかから最適な投資信託を選ぶのは容易ではありません。
そこで本記事では、一級FP技能士の鬼塚が以下のテーマについて解説します。
- 投資信託を選ぶときの4つの条件
- おすすめの投資信託8選
- 楽天証券でNISAの投資信託を探す手順
効率的に資産を形成する投資信託を選ぶには、4つの条件を知ることが重要です。投資初心者にもわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

本記事の内容は、以下の動画でも説明しています。こちらもぜひご覧ください!
楽天証券でNISAの投資信託を選ぶときの4つの条件


早速、投資信託を選ぶ際に重要な4つの条件を解説します。
- 購入時手数料が0円
- 信託報酬が最低水準のインデックスファンド
- 信託期間が無期限
- 無分配型
この条件をすべて満たす投資信託を選べば、効率的な資産形成ができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
1. 購入時手数料が0円
投資信託を選ぶ最初の条件は、購入時手数料が0円のものを選ぶことです。
購入時手数料が無料の投資信託は「ノーロード投信」とも呼ばれ、投資する際に余計な費用がかかりません。
たとえば、購入時に3.3%の購入時手数料がかかると、100万円投資したら3.3万円も最初に差し引かれ、実際の投資額は96.7万円からのスタートになってしまいます。





これでは、最初から元本割れしている状態です。
楽天証券では、すべての投資信託の購入時手数料が0円になっており、投資した金額がそのまま運用に回るので、効率的に資産を形成できるでしょう。
2. 信託報酬が最低水準のインデックスファンド
投資信託を選ぶ2つ目の条件は、信託報酬が最低水準のインデックスファンドを選ぶことです。
信託報酬は、運用会社がプロとして運用する対価として支払う費用で、低ければ低いほど投資家に有利になります。
その点、インデックスファンドは市場の指数(日経平均やTOPIXなど)に連動するように運用されるため、信託報酬が抑えられています。



商品名に「インデックス」と入っているものは、この条件に当てはまるケースがほとんどです。
長期投資では、小さな費用の差が大きな違いを生むため、信託報酬は重要な選択基準です。
3. 信託期間が無期限
投資信託を選ぶ3つ目の条件は、信託期間が無期限の商品を選ぶことです。
信託期間とは、投資信託の「満期」と考えるとわかりやすくなります。
信託期間が決まっていると、老後資金のために10年20年かけて投資するつもりであっても、途中で満期がきて強制終了になるといった事態が起こりえます。



そうなると、再度投資先を探さなければならず、手間がかかってしまうでしょう。
一方、信託期間が無期限の商品なら、自分の投資計画に合わせて好きなタイミングで売却できます。


長期的な資産形成を目指すなら、信託期間が無期限の投資信託を選ぶことはとても重要です。
4. 無分配型
投資信託を選ぶ4つ目の条件は、無分配型を選ぶことです。
投資信託には「分配型」と「無分配型」の2種類があります。
分配型は定期的に分配金を受け取れますが、長期投資では無分配型の方が有利になる場合がほとんどです。
分配型は分配金を出す際に基準価額が下がるため、複利効果が十分にはたらきません。





この差は、投資金額が大きくなるほど拡大します。
その点、無分配型は利益を再投資することで「雪だるま式」に資産を増やす複利効果を最大限に活かせます。
分配型の投資信託について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。


楽天証券のNISAでおすすめできる8本の投資信託


楽天証券でおすすめする投資信託について紹介します。投資信託を選ぶときの条件をもとに、おすすめの投資信託をピックアップしました。
8つの資産クラスごとのおすすめ投資信託は、以下のとおりです。
資産クラス | 投資信託 | 管理費用 |
---|---|---|
国内株式 | eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) | 0.143% |
先進国株式 | eMAXIS Slim先進国株式 インデックス | 0.09889% |
全世界株式 | eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) | 0.05775% |
国内債券 | eMAXIS Slim国内債券インデックス | 0.132% |
先進国債券 | eMAXIS Slim先進国債券インデックス | 0.154% |
新興国債券 | iFree 新興国債券インデックス | 0.242% |
海外REIT | eMAXIS Slim先進国リートインデックス | 0.22% |
金 | iシェアーズゴールドインデックスファンド(為替ヘッジなし) | 0.5085% |
新興国債券・海外REIT・金は中上級者向けです。
投資初心者の方は、国内株・先進国株・全世界株・国内債券・先進国債券の5つから始めるとよいでしょう。
楽天証券でNISAの投資信託をスクリーニングする手順


楽天証券の投資信託検索機能を使いこなせば、自分に合った投資信託をかんたんに見つけられます。
ここでは、楽天証券で投資信託を探す方法を6ステップで紹介します。
- 投信スーパーサーチを開く
- 抽出の条件を入力する
- 資産タイプと投資対象地域を選択する
- 手数料が安い順に並べ替える
- 信託期間を確認する
- 無分配型であるかどうかを確認する
なお、投資信託を選ぶときの4つの条件の1つである「購入時手数料が0円」については、考える必要はありません。



楽天証券で投資信託を買えば、購入時に手数料は取られないからです。


1. 投信スーパーサーチを開く
投資信託を探す際は、楽天証券で購入可能な商品を検索できる「投信スーパーサーチ」を使います。
まず、楽天証券にアクセスし「投資信託・積立」をクリックしましょう。


投資信託のページが表示されたら、下の方までスクロールすると検索窓が見つかります。
その検索窓の右どなりにある「投信スーパーサーチはこちら」をクリックしましょう。


すると、投信スーパーサーチのページが開き、2,500本以上ある投資信託を検索できます。
投信スーパーサーチを使えば、購入時手数料や信託報酬などの条件で商品をかんたんに比較可能です。
2. 抽出の条件を入力する
投信スーパーサーチを開いたら、次は条件を入力して理想の投資信託を絞り込みましょう。
まず「取引種別」の欄で「NISAつみたて投資枠」と「NISA成長投資枠」にチェックを入れます。


その下の「インデックス区分」では「インデックスのみ」を選択し、低コストの投資信託だけを表示させます。


このなかから、資産クラス別に条件を絞り込むために、次のステップに進みましょう。
3. 資産タイプと投資対象地域を選択する
国内株式や先進国株式などの資産クラスを指定するには、自分が投資したい資産タイプと投資対象地域を指定する必要があります。
たとえば、国内株式を探す場合は、資産タイプで「株式」を選び、投資対象地域で「日本」にチェックを入れましょう。


このように、資産タイプと投資対象地域を組み合わせることで、8つの資産クラスごとに投資信託を絞り込めます。
各資産タイプにおける条件の組み合わせは、以下のとおりです。
資産クラス | 資産タイプ | 投資対象地域 |
---|---|---|
国内株式 | 株式 | 日本 |
先進国株式 | 株式 | グローバル(日本除く) |
全世界株式 | 株式 | グローバル(日本除く) |
国内債券 | 債券 | 日本 |
先進国債券 | 債券 | グローバル(日本除く) |
新興国債券 | 債券 | エマージング |
海外リート | 不動産投資 | グローバル(日本除く) |
ゴールド | その他の資産 | グローバル(日本含む) |
このように、投資したい資産クラスごとに条件を変えてスクリーニングすることで、分散投資に適した商品を見つけられます。
4. 手数料が安い順に並べ替える
スクリーニング条件を入力して検索結果が表示されたら、次は信託報酬が安い順に並べ替えてみましょう。



投資信託は保有し続ける間、ずっと信託報酬がかかるため、少しでも安いものを選びたいものです。
並べ替えるには、検索結果の表の「管理費用」という項目を見つけ、下にある灰色の矢印をクリックしましょう。


上向きの矢印が赤色になったらOKです。すると、信託報酬が安い順に投資信託が並び替えられ、コストが低い商品が上位に表示されます。


5. 信託期間を確認する
投資信託を選ぶ際は、信託期間が無期限かどうかも重要な確認ポイントです。
この情報は検索結果の一覧だけではわからないため、個別の商品ページで確認する必要があります。
まず、気になる投資信託の商品名(青字のリンク)をクリックして、詳細ページを開きましょう。


ページが開いたら少し下にスクロールすると「目論見書」という青いリンクが見つかります。


「目論見書」をクリックすると、目論見書のPDFが開きます。
目論見書の最後のほうにある「お申込みメモ」という項目のなかの「信託期間」を見つけましょう。


信託期間の欄に「無期限」と書かれていれば条件クリアです。



長期投資を考えるなら、途中で終了することなく好きなタイミングで売却できる無期限の商品を選びましょう。
6. 無分配型であるかどうかを確認する
最後に、無分配型であることを確認します。
確認方法はシンプルで、商品名に「分配型」という言葉が含まれていないかをチェックしましょう。


こちらの投資信託のように、タイトルに「分配型」という言葉が含まれている商品は除外します。
「分配型」という言葉がない商品の詳細は、目論見書で確認しましょう。商品詳細ページから「目論見書」をクリックし、PDFを開きます。


目論見書のなかにある「分配の推移」という項目をチェックしましょう。


「設定来累計 0円」などと記載があれば、これまで分配金を出していない無分配型と判断できます。
過去の決算で分配実績がなく「分配を行わない方針」などの記載があれば、無分配型と見なして問題ないでしょう。
複利効果をフルに活かして資産形成を効率的に進めるなら、無分配型の商品を選ぶことをおすすめします。
楽天証券のNISAで投資信託を選ぶときに知っておくべきこと


投資信託選びで知っておくと役立つポイントをいくつか紹介します。投資対象や運用商品の特徴を理解して、より効率的な資産形成を目指しましょう。
- eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用コストである
- 日本株のインデックスは日経平均とTOPIXがある
- 投資対象地域は「日本除く」の商品が使いやすい
- 信託報酬が同じ場合は経費率で比べる
それぞれのポイントについて詳しく見ていきます。
1. eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用コストである
eMAXIS Slimシリーズには「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける」という特徴があります。
他社が値下げすれば自動的に信託報酬を引き下げるため、常に最安値水準を維持できます。
以下の図を見ると、実際に過去何度も信託報酬の引き下げが行われていることがわかるでしょう。


この仕組みは、投資家にとって大きなメリットです。



eMAXIS Slimが登場する前は、信託報酬がより安い商品が出るたびに投資信託を買い直す手間がかかっていました。
eMAXIS Slimシリーズに人気が集まる理由は、このような投資家本位の仕組みにあるといえます。
なお、eMAXISとeMAXIS Slimは別物です。
eMAXISは、eMAXIS Slimより信託報酬が高いので誤って購入しないよう注意しましょう。
2. 日本株のインデックスは日経平均とTOPIXがある
日本株に投資する際、代表的な2つの指数である「日経平均株価」と「TOPIX(東証株価指数)」から選べます。
日経平均株価は、東証プライム市場に上場する225社を対象とし、株価の単純平均で計算されます。
知名度の高い大企業が中心で、とくに値動きの大きい高額株の影響を受けやすいのが特徴です。
一方のTOPIXは、東証プライム市場に上場する全企業を時価総額で加重平均した指数です。
幅広い企業に分散投資でき、単一企業の影響を受けにくい傾向にあります。
なお、楽天証券ではそれぞれの指数に連動するインデックスファンドを購入できます。
日経平均に連動する | TOPIXに連動する |
---|---|
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) |
どちらも日本経済全体へ投資できる投資信託として優れていますが、長期投資では幅広く分散できるTOPIXが選ばれることが多いでしょう。
日経平均とTOPIXを徹底比較した記事もあるので、興味がある方はぜひお読みください。


3. 投資対象地域は「日本除く」の商品が使いやすい
海外に投資する際は「日本除く」と明記された投資信託を選ぶことをおすすめします。
「日本除く」を選べば、分散投資をする際に資産配分の調整がしやすくなります。
「50歳ですが、いまさらNISAをはじめてもいいですか?」という本のなかで、50代向けの最適な分散投資の配分例を紹介しました。


このような配分を実現するには、国内株と海外株を分ける必要があります。
しかし、全世界株式(オールカントリー)などの投資信託には日本株も約5.5%含まれているため、純粋な日本株の比率を保つのが難しくなります。


たとえば、国内株を25%・全世界株式を25%買った場合、実際の日本株比率は26.375%(=25%+5.5%×0.25)となってしまうでしょう。



その点「日本除く」の商品なら、このような重複がないため、管理しやすくなります。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスのような「日本除く」シリーズは、資産配分を管理しやすくする優れた選択肢です。
4. 信託報酬が同じ場合は経費率で比べる
投資信託を選ぶ際、複数の商品の信託報酬が同じだった場合は「経費率」で比較するとよいでしょう。
たとえば、以下のように信託報酬が0.242%と同じ商品が2つあったとき、どちらが有利か判断できません。


このような場合は、経費率を調べるために、商品の「交付運用報告書」を確認しましょう。
交付運用報告書は、Googleで検索してアクセスできる商品ページから閲覧できます。
交付運用報告書のなかに「総経費率」という項目があります。


このファンドの総経費率が0.39%で、別のファンドが0.35%だった場合、後者の方が実質的なコストが低いといえるでしょう。



長期投資では小さな費用の差が大きな影響を与えるため、同条件なら経費率が低いほうを選ぶのが得策です。
効率的な資産形成を目指すなら、このような細かい点まで比較することが大切です。
楽天証券でNISAを始めるならポイントを押さえて投資信託を選ぼう!


楽天証券でNISAを始めるなら、投資信託選びのポイントをしっかり押さえて効率的な資産形成を目指しましょう。
投資信託を探す際は、以下の4つの条件を意識することが大切です。
- 購入時手数料0円
- 信託報酬が最低水準
- 信託期間が無期限
- 無分配型
国内株や先進国株などの複数の資産クラスに分散投資すれば、リスクを抑えながら長期的な資産形成が可能になります。
コツコツと積立投資を続ければ、将来の資産形成に大きく貢献するはずです。
なお、公式LINEに登録していただくと、初心者が買うべき投資信託4選などの特典を受け取れます。これから投資を始めてみたい人は、ぜひ登録してみてくださいね!
コメント