「変額年金保険ってなに?」
「ソニー生命の変額個人年金で積み立てた場合と自分で投資信託に投資した場合どっちが良いの?」
そのようなお悩みに答えていきます。
将来のお金の不安からリスクを抑えながら資金を積み立てる目的で、ソニー生命の世界株式を検討している方もいるのではないでしょうか。
結論からいいますと、リスクを抑えた着実な資産形成をするという目的であれば、ソニー生命の世界株式よりも個別の投資信託で4つの資産(国内株式、国内債券、海外株式、海外債券)に分散投資した方が良いです。
そこで、一級ファイナンシャル・プランニング技能士の鬼塚が以下のテーマについて詳しく解説していきます。
- SOVANI(そばに)の3つの特徴
- ソニー生命の変額個人年金保険は本当にすごいのか?世界株式を選ぶ際の注意点は3つ
- 世界の株式は投資信託で選んだ方がすごい!ソニー生命を選ぶ必要がなくなる4資産分散投資とは
ぜひ、最後までお読みください!
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ソニー生命の世界株式はすごいの?変額個人年金保険の概要を3つ解説
運用成果が期待できることで注目度が上昇しているソニー生命の世界株式。実は「変額個人年金保険」という金融商品です。
ここでは変額個人年金保険についての概要を以下のとおり解説していきます。
- 変額個人年金保険とは
- 定額個人年金保険と変額個人年金
- 「変額保険」と「変額個人年金保険」の違いとは
1つずつみていきましょう。
変額個人年金保険とは
変額個人年金保険とは将来の年金受給を目的として、保険料を支払いながらお金を運用する保険のこと。保険契約者が支払う保険料は保険会社が運用する投資基金に積み立てられ、投資基金は株式や債券などの投資信託に投資できます。
運用期間中であれば死亡給付金、運用期間終了後は年金が受け取れるので、保険と年金がミックスした保険商品として人気があります。
定額個人年金保険と変額個人年金保険
「普通の個人年金保険と何が違うの?」と疑問を持っている方もいるでしょう。以下のとおり、定額個人年金保険と変額個人年金保険を比較していきましょう。
定額個人年金保険 | 変額個人年金保険 | |
---|---|---|
運用 | 保険会社が運用する | 自分で運用先を決める |
勘定 | 一般勘定 (他の保険商品と一緒に運用される) | 特別勘定 (単独で運用される) |
運用利率 | あらかじめ決まっている | 運用により変動する |
死亡給付金 | 最低保障あり | 最低保証あり |
年金受取額 | 契約時に確定している | 運用次第で増減する |
元本保証 | あり | なし |
定額個人年金保険は保険会社に積み立てた保険料の運用を任せる分、元本が保証されやすい傾向があります。年金受取額が予想しやすいので、老後の公的年金の上乗せ部分に検討する方も多いでしょう。
一方、変額個人年金保険は自分で運用先を決めるので、リターンが期待できれば年金受取額が増えることもありますが、元本保証がされていないので、運用成績が悪ければ運用元本が減ってしまうリスクがあります。
変額個人年金保険は、投資の要素が強い保険商品と言えます。
さらに自分で投資信託を選ぶときと違い、数10本程度の限られた投資信託から運用先を決めないといけないので、リスクを抑えた分散投資ができているか注意する必要があります。
「変額保険」と「変額個人年金保険」の違いとは
よくある勘違いに「変額保険」と「変額個人年金保険」があげられます。共に保険と投資の2つの機能をもった商品ですが、以下のように目的が異なります。
- 変額保険:死亡保険金、生存保険金、満期保険金のような保険金
- 変額個人年金保険:老後の年金受給
また変額保険は契約期間が短いことが多く、変額個人年金保険は契約期間が長いことが多い傾向があります。
保険と投資が一緒になっているなんて魅力的な商品だ、と考えて契約をしてしまう人もいるでしょう。日本は金融教育が海外に比べて遅れているので、保険料を必要以上にかけすぎる傾向があります。
ここまで読んで「変額保険」と「変額個人年金」がよくわからない、という方は保険と投資を別々に考えて商品を選ぶことをおすすめします。
公的保険の補助としての保険、足りない部分は自分で投資信託を運用して準備するスタンスをとると、保険料が低く抑えられるでしょう。
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ソニー生命で世界株式も選べるのはすごい?2022年10月スタートのSOVANI(そばに)の3つの特徴
ソニー生命で、人気の高い世界株式型を選べる2022年10月スタートのSOVANI(そばに)は、以下のような3つの特徴があります。
- 自動でリバランスをしてくれる
- 16種類の特別勘定から最大8つ選択できる
- FPに相談しながら運用できる
不明点はソニー生命に電話で質問し、回答内容についても説明しています。この記事を参考に、ソニー生命で世界株式型が本当に必要かどうか検討してみてください
1.自動で毎月リバランスをしてくれる
ソニー生命のSOVANI(そばに)で個人年金保険を保有すると、自動で毎月リバランスしてくれます。
投資を開始してしばらくすると、分散投資の比率がズレるため元の比率に戻すこと。
リスクを抑えるために株式や債券のように2銘柄以上に分散投資するのは、大事な考え方です。長期で運用していると運用成績によって、どうしても資産配分の比率にズレが生じます。たしかにリバランスをすることによって、価格のブレを低減できますが、資産配分の比率の計算が面倒に感じる人も多いようです。
もう投資で面倒なことはやりたくない。投資先は多くても3つに絞りたい。管理できるのはそれが限界。リバランスもやりたくない。失敗するからだ。市場全体を買ってプラスにできるかだ。
— Neuro-Exerciser (@fiopedporuee) April 11, 2023
そこでソニー生命に電話で質問したところ、最初に資産配分の比率を設定すればパソコン画面に入力しなくても毎月自動でリバランスしてくれるとのことでした。
どうしてもリバランス計算するのが嫌だ、と感じるのであればソニー生命のSOVANI(そばに)個人年金保険で老後の資金を積み立てる方法もあるでしょう。
2.16種類の特別勘定から最大8つ選択できる
特別勘定とは、個人年金保険において将来の年金受給資金を積み立てるための口座です。将来受け取れる年金額を増やすために、投資信託で運用されることが多い傾向があります。従来から選択できたソニー生命の個人年金保険の世界株式型とSOVANI(そばに)の世界株式型は何が違うの、と疑問を持たれる方もいるでしょう。
ソニー生命に電話で確認したところ「今までの世界株式型と同じ」とのことでした。
SOVANI(そばに)は世界株式型を含めた16種類の特別勘定(投資信託)の中から最大8つに分散投資できます。
資産配分に気を付けて個人年金保険を選択しないと、リスクが高すぎる比率になってしまったり分散が細かすぎて期待したリターンが出なくなったりする可能性があります。
個人年金保険の商品を選ぶ際は、あらかじめ自分の投資スタイルに合った資産配分を決めておくと良いでしょう。
3.FPに相談しながら運用できる
どんな組み合わせで個人年金保険を選べば良いか迷う方は、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談しながら運用できると安心です。
また自分の将来設計に合わせて、適切な資産配分を考えてくれるので、個人年金保険の特別勘定の選択に迷うことはなくなるでしょう。急にお金が必要になったときでもFPに相談できれば適切なアドバイスをくれるので心強いです。個人では気づきにくいリスクに対して、シミュレーションを使って見える化してくれるので、急な暴落にも慌てないで備えられます。
FPのアドバイスを参考にすれば、老後に必要なお金が足りないという確率を低く抑えることができるでしょう。運用した資産を一括または年金で受け取るか、についても相談できます。
「資産形成をしたいけど保険と年金は専門家に任せたい」という方は、ソニー生命のSOVANI(そばに)で個人年金保険を保有する方法もあります。
ソニー生命の変額個人年金保険は本当にすごいのか?世界株式を選ぶ際の注意点は3つ
ソニー生命の変額個人年金保険は優れていますが、以下のように注意点が3つあります。
- 7年未満の解約にデメリットが生じる
- 手数料が高い
- ファンドごとの運用成績を考慮する
1つずつ順を追って解説していきます。
1.7年未満の解約にデメリットが生じる
ソニー生命の変額個人年金保険のデメリットの一つが積立の停止ができない点です。
変額個人年金保険は「投資」と「保険」の2つ機能があるので、短期で解約してしまうと保険としてのメリットを活かすことができません。投資においても長期で積み立てた方が資金を増やせる傾向があります。
7年未満で解約してしまうと、ペナルティ(解約控除費用)が引かれることがあります。
さらに、一時払(一度に保険料を全額支払う方法)を選択している方は「5年」未満の解約で控除が引かれることも。
異なる2つの機能を併せた金融商品は、解約ルールが複雑になりやすいので、保険と投資は分けて金融商品を選ぶと良いでしょう。
2.手数料が高い
個人年金保険は「保険」と「投資」の2つの機能を含んだ金融商品なので、手数料が高めに設定されていることがあります。
ソニー生命の2023年2月変額保険(特別勘定)の現況によると、運用関係費用だけでも約1%の手数料がかかります。特別勘定(投資信託)で世界株式を選ぶときは、1%以上のリターンが見込めるのかどうか、過去のデータを参考に考えると良いです。
手数料が高いのが気になるという方は、個別で投資信託を選ぶと低く抑えられるでしょう。
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3.ファンドごとの運用成績を考慮する
ソニー生命の変額個人年金保険の世界株式型は、2023年2月変額保険(特別勘定)の現況によると、MSCIワールドインデックスをベンチマークとしています。
- ベンチマークとは、運用の目標とする水準のこと
- ワールドインデックスとは、世界中の株式市場の平均のこと
ソニー生命の変額個人年金保険の世界株式型は、ベンチマークを上回る運用成績を目指しているので、アクティブファンドといえるでしょう。
過去24年の成績をみるとベンチマークよりも圧倒的に高い結果です。以下の図をみていきましょう。
しかし直近10年をみると、ベンチマークを下回っているのがわかるでしょう。
今から投資信託で運用しようと思っている方は、自分でベンチマークの運用成績を目指したインデックスファンドに投資したほうが、リターンが期待できる傾向があります。
世界の株式は投資信託で選んだ方がすごい!ソニー生命を選ぶ必要がなくなる4資産分散投資とは
ソニー生命の個人年金保険で世界株式型を選ばなくても、個別で投資信託を選ぶことでリスクを抑えた着実な資産形成を目指すことは可能です。投資のことがわからなくても、リスクを抑える「分散投資」は耳にしたことがある方はいるのではないでしょうか。
実は投資信託という色々な投資商品を詰め込んで分散し、パッケージ化した金融商品であっても分散投資は重要な考え方です。
分散させるための金融商品は色々ありますが、初心者の方は特に以下のような4つの投資信託に分散させると良いでしょう。
- 国内株式
- 国内債券
- 海外株式
- 海外債券
異なる値動きやリスクの大きさで分散させると、暴落時に備えられます。例えば、株式のみの投資信託を保有すると以下の図のとおりになります。
株式のみの投資信託に集中投資すると、約6割資金を減らす可能性があります。多くの方はこの暴落に耐えることが難しい傾向があるでしょう。
しかし、4つの資産に分散投資するとリスクを抑えながら、平均年利6%のリターンが期待できるのです。
1つの投資信託に集中投資をするより値動きが抑えられているのがわかります。方、債券のみの投資信託だけで運用すれば、値動きが少なくて良いのでは、と思われる方もいることでしょう。
たしかに債券のみの投資信託を保有すれば、株式よりもリスクは低い傾向がありますが、期待リターンが抑えられてしまいます。
リスクを抑えながら、会社や株式の成長の恩恵を受けたい、という投資初心者の方は4つの資産に分散投資して投資信託を保有すると良いでしょう。
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老後のお金が心配で今からしっかり準備をしたい、という方はぜひ活用してください!
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